共同風呂
「もうお風呂入った?お湯を育てておいたよ。いまゼロ人です。」
魚卵稚仔のデータ整理をしている僕の部屋にきて教えてくれる人がいます。
ここのところ鹿児島に滞在しています。
調査で連日、海に出ています。いわゆる土方宿に泊まっていて、共同風呂。
声をかけてくれた人は業界の大先輩でかざまさんといいます。
仕事中も随所に感じるのですが、この方の先読みや配慮はすごい。
10年以上ぶりに業界に戻り、未経験エリアで初めての調査もしている。
なので、魚がらみではない作業は僕に先読みなどはできるはずもないのですが、作業外でのふるまいにも勉強させてもらうことしきりで。
風呂はその一場面にすぎない。
共同風呂の湯舟は、初期状態は半分くらいしか湯が入っていないんです。
それを程よい温度で足し湯しながら入った後、初めて仕事を一緒にする後輩(僕)にわざわざ冒頭のような声掛けをしてくれる。
あたりまえにできることではないですよね。
すくなくとも僕には同じことはできないと思います。
人に喜んでもらう原点って物をあげたりお金をつかうことだけではないってのをひしひし感じます。
土方宿の風呂なのに、高級な宿の貸し切り風呂よりもあたたまりました。
